こんにちは、ヒャッキヤコウです。
今回は私の体験話をしてみようかと思います。
タイトルのとおりなんですが、私は所謂カルト宗教の勧誘を1年間に3回くらいされた経験があります。
そのカルト宗教は中々過激な団体らしく、結構当時は問題視されていたようです。
何度も勧誘されちゃう私も相当アホなんですけど、あの手この手の勧誘を受けて「こうやって勧誘するんか~」ってちょっと感心もしたのでまとめてみました。
1回目 友人だと思っていたヤツに急に勧誘された
初めて勧誘されたのは高校1年生のときでした。ちなみに勧誘してきたのは小中高が同じの同級生の友人です。
その友人とはもう縁を切って完全に他人になっているので「そいつ」と呼んでおきます。
今まで小学校時代から何度もそいつの家で遊んだことがあるんですが、高校生になったある日、そいつの家に遊びに行ったら見知らぬ眼鏡の青年(以後眼鏡と呼称)が正座で座ってました。
なんだか重い雰囲気になってきたのを感じつつ、私も腰を下ろすことにしました。
~そのときの会話~
私「お客さん?」
そいつ「いや、ちょっとお前に話があるんさ」
眼鏡「こんにちは、はじめまして」
眼鏡は首に下げたネームプレートを差し出して身分を明かしてきました。
近所にある専門学生らしく、そいつは眼鏡に常に敬語で話していたのが印象的でした。
そいつ「突然だけどさ、運良くなりたくない?」
私「は?」
眼鏡「運は自主的に溜めることができるんだ」
そいつ「功徳を積むと運をチャージすることが出来るんだよ」
そこからはもうマシンガンのように言葉を重ねてきます。
そいつが言うには、運というのはコップの中の水のようなもので、知らず知らずのうちに減っていくんだそうです。
そうすると最終的には水が無くなって不幸な人生になっていくらしいです。
そうならないように功徳を積むことで、コップの中の水(運)を補充することが出来る!ってことを私に力説してきました。
ついでに眼鏡も便乗しながら力説してきます。
この話の面白いところって、実際に例を挙げながら話してくるところなんですよね。
そいつが言っていた運がよくなった事例として
- 彼女が出来た
- 金回りがよくなった
- 勉強ができるようになった
まぁ確かにほぼすべて事実でした。
でもだんだん話が飛躍していって、「阪神大震災が起きたのは功徳を積まなかったから!」という話になっていきました。
この段階で私はようやくこれが宗教勧誘だとわかって、ただただショックを受けました。
しかし、このまま黙って聞いていると勝手に話が進んで入会させられそうだったので、半切れで「これから家族と焼肉いくんじゃ!」と叫んで開放されました。
とくに引きとめもせずに開放されたのはそいつがまだ本気では無かったからかもしれません。
このときにそいつとは縁を切っておくべきだったのですが、どうしても私はそいつとは友達で居たかったんです。
2回目 共通の友人とまとめて勧誘される
私とそいつの共通の友人に例の宗教勧誘の話について打ち明けるべきか悩んでいたある日、何人かの友人達でそいつの家に遊びに行くことになりました。
本来なら断るべきだったんでしょうけど、「まさかこれだけの人数が居るときに勧誘はしないだろう」と思って私もついていきました。
そいつの家につき、テレビゲームで盛り上がっていると、突然例の眼鏡が部屋にやってきました。
私の予想は簡単に崩れ、宗教の勧誘が始まってしまいました。
私は以前に受けていたので「悪い、帰るわ」と言ってさっさと出て行きました。
特にそいつは私を引き止めなかったです。
私も友人たちに「これは宗教の勧誘だから話を聞くな!」と言うことが出来ませんでした。
未だにあの時どうするべきだったのか悩むときがあります。
後日友人に話を聞くと、何人かはそのまま集会に出たようです。
私はここで友人に釘を刺すことを決め、「今後自分を勧誘したら縁を切る」と告げました。
そいつも了承し、しばらくは平穏な日々が続きました。
3回目 まさかのハニートラップ
2回目の勧誘から半年くらい経ったでしょうか。
平穏な学校生活を送り、期末テストが近づいていた時期でした。
ある日、それなりに仲の良かった女子から「勉強を教えて欲しい」とメールが届きました。
しかも当時気になっていたクラスメートの女子も一緒だと言うではありませんか。
そのときは彼女が居なくて「ワンチャンあるかも」みたいなクソ下衆い下心を持ちながら快諾。
学校近くのカフェで勉強会が開くことにしました。
・・・まぁもうお分かりでしょうね。
勉強会が始まって1時間くらいして謎のオバサン登場。
聞いたことある話を延々と垂れ流します。
私は「またかよ・・・」と思い、同時に「クソ情けねぇ・・・」と泣きたくなりました。
気になっていた女子がどっぷり宗教にはまっていたのもショックでしたし、なによりあっさり引っかかった自分が情けなくてしょうがありませんでした。
過去トップクラスに恥ずかしい思い出だと思います。
もう断り方も慣れてきていたので、キレ気味に話を終わらせて帰ることにしました。
次の日、そいつにハニートラップの話を伝え、2度と勧誘で近寄るなと伝えました。
そいつは「すまん」と言っていたような気がします。
この出来事以降、しばらく私は女性不信になっていましたね。
その後の高校生活は宗教勧誘もなく、無事に高校を卒業することができました。
まとめ
敢えて宗教団体名は伏せておきます。たぶんピンと来る人はいるんじゃないでしょうか。
今思うと、かなり強烈な体験でした。
別に何かを信じることは自由ですし、私も止めることはしません。
ですが、周りの人たちを巻き込んだりするのは勘弁してほしかったですね。
「そいつ」は風の噂によるとその後脱退したようです。
もし今後、会うことがあったら飯くらい食ってもいいかもしれませんね。
以上、私の体験談でした。
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