【外来種】ミシシッピアカミミガメって何ぞや?




こんにちは、ヒャッキヤコウです。

最近は池の水を抜く番組が人気ですよね、私も好きでよく観るんです。

特に私は生き物が好きなので、池に生息している生き物に注目して観ているのですが、その中でとにかく登場頻度が多いとのが『ミシシッピアカミミガメ』です。

外来種として今後飼育が出来なくなる可能性がある亀として話題ですが、一体どんな生態をしているのでしょうか?

個人的に調べてみました。

ミシシッピアカミミガメとは

そもそもアカミミガメは爬虫綱カメ目ヌマガメ科アカミミガメ属に分類されていて、ミシシッピアカミミガメはその亜種とされています。

名前の通り目の横に赤い模様があり、それが耳のように見えることからアカミミガメと名付けられているようです。

自然環境ではアメリカ南部からメキシコの北東部に分布しており、メスの方が大型になるのが特徴です。

幼体は『ミドリガメ』とも呼ばれており、日本生態学会が定める日本の侵略的外来種ワースト100に指定されています。

いつ日本に来たのか?

日本への輸入が始まったのは1950年代あたりからで、1960年代には既に遺棄されたミシシッピアカミミガメが目撃されているようです。

近年は10万匹程度の数が輸入されていますが、昔は100万匹以上のミシシッピアカミミガメが輸入されていました。

輸入されたミシシッピアカミミガメは『ミドリガメ』という呼称で販売されたり、縁日でカメすくいをした方も大勢いるのではないでしょうか。

こうして日本の家庭で飼育されているカメが脱走したり、飼育しきれなくなることで遺棄したことで日本の野生に定着してしまいました。

現在では日本全国、有人島を含めほとんどのところで分布しています。

2018年1月の段階では要注意外来生物にカテゴライズされていますが、今後特定外来生物に指定されると大量に遺棄される可能性があることが懸念されています。

悪影響はあるのか

テレビでも指摘されていましたが、雑食なので蓮の花などを食べつくす恐れがあります。

また、餌を巡って他の生物と競合することになるので在来種である『イシガメ』などが生息地を追われてしまう可能性があります。

感染症であるサルモネラ菌を保有している恐れがありますが、これはミシシッピアカミミガメだけに関わらず他の爬虫類も保有している可能性があるので注意しましょう。

駆除はできるのか

完全なる駆除は難しいでしょう。

既にかなりの数が日本に帰化状態となっており、捕まえるのも容易ではないからです。

また、生態として寿命が30年と亀らしくかなりの長寿命であることと、一度に卵を5~10個産むので早いペースで数が増えてしまいます。

こういった問題があるので実質放置状態となってます。

ようやく2020年あたりから輸入が禁止されるらしいので、少し状況が変わるかもしれませんね。

ただ、今現在でも逃がさないことで数を増やさない努力はできるので、現在飼育されている方は逃がさないようにしっかり管理しましょう。

まとめ

テレビなどの影響でミシシッピアカミミガメをはじめ外来種に対して日本人の関心が高まってきてると思います。

まず最初に知ってほしいのが『生き物自体に罪はない』ということですね。

基本的に人間が逃さなかったらここまで問題になることはなかったわけですから。

こうなってしまった以上は失敗から学んで厄介な生き物たちとの上手な付き合い方をしていきましょう。

逃さないことがまず大事。







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